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児童発達支援の選び方

支援の選び方の目次
「アライさんの発達ガイド」ナビゲーター・アライさん

発達障害児を対象とした児童発達支援は、公的な療養機関だけでなく児童発達支援事業所でも受けることができます。

ただ、事業所の数が多いため、迷って選べないこともあるでしょう。

そんな方のために、児童発達支援事業所の選び方ガイドをお届けします。

自治体の相談窓口や
ホームページで探す

児童福祉施設として定義される児童発達支援センターや児童発達支援事業所は、自治体の障害福祉サービスを担当する課や係の窓口が担当しています。

そのため、まず自治体の相談窓口やホームページからアクセスする方法もあります。

エリアの発達支援事業所一覧や申請の流れなどの情報が発信されていますが、情報の量は自治体によってさまざま。

組織や担当が複雑だと、知りたい情報にたどり着くまで時間がかかることも。

そして、自治体の窓口や公式サイトでは、求めている詳しい情報が得られないこともあるのが現実。

紹介やママ友コミュニティで
探す

病院や幼稚園、保育園などからの紹介で探す方法もあります。

医療、保育に携わる機関は発達に不安のあるお子さんや保護者と接することも多いため、さまざまな情報を持っています。

とくに、保育士は毎日お子さんの様子を観察しているので、適切なアドバイスをしてくれる可能性も高いでしょう。

ママ友コミュニティを利用することにより、利用者の生の声を聞くことができるメリットもあります。

利用者目線で知りたい情報を発信してくれますが、主観的なイメージや評価があることも理解しておく必要があるでしょう。

事業所の公式サイトで
理念や方針を確認

民間が運営している児童発達支援事業所のポータルサイトや公式サイトでは、検索も簡単にでき、わかりやすいレイアウトで欲しい情報も簡単に得ることができます。

療育方針やビジョン、具体的な支援内容を比較検討することも可能です。

公式サイトには、公開が義務化されている【児童発達支援ガイドラインに基づく自己評価表】が掲載されており、利用者の意見を見て、参考にすることもできます。

これが見やすい場所にあるHPかどうかもチェック内容のひとつです。

見やすい=「見られてもいい、良い評価」「見に来た人のために見やすい場所に置いている」など、マイナス面はないからです。

療育内容で選ぶ

療育の具体的な方法にはさまざまな種類があります。

児童発達支援事業所では、以下に紹介する療育のいずれかまたは、独自の療育プログラムを取り入れています。

その内容から、お子さんの発達の状態や特性に合うものを選ぶのも手です。

TEACCH(ティーチ)

自閉スペクトラム症の特性を持つお子さんや家族のための総合的・包括的な支援プログラム。

発達障害児が認知、把握することが難しい時間、空間、手順を構造化、視覚化することにより、目的による場所の区別、見通しのあるスケジューリングが可能となります。

ABA(応用行動分析)

お子さんの行動をよく観察して、適切な環境、関わり方により、好ましい行動を増やし、好ましくない行動を減らす方法です。

お子さんができたことを褒めることで好ましい行動を強化することが可能。

逆に、かんしゃくを起こした際に無視することにより、問題行動のパターンを減らすことができます。

【PR】てらぴぁぽけっとのABAセラピー

こちらの動画では、児童発達支援事業所のてらぴぁぽけっとで行われているABAセラピーを実際の映像と共に確認することができます。
幼稚園に入園予定のお子さんと、幼稚園に通園しながらてらぴぁぽけっとにも週2回通っているお子さんに、実際に行われているABAセラピーを紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

引用元:てらぴぁぽけっと公式YouTube(https://www.youtube.com/watch?v=A-Up0o5TzAw)

感覚統合療法

五感と平衡感覚、固有覚の3つのバランスを整えるために、適切な刺激を与えて脳の統合力を向上させる方法です。

触覚だけで物を理解させたり、ブランコやなわばしごを使って平衡感覚を養ったりなど、遊びを通して適切な刺激を与えます。

インテリアルアプローチ

遊びや会話を自由に行うなかで、コミュニケーション能力を高める方法で、言葉の遅れのあるお子さんに有効です。

お子さんに向き合う大人の基本姿勢や働きかけ方が療育効果を左右するため、家庭で実践する際には事前の学びが必要です。

PECS

言葉による会話が上手にできない場合に、コミュニケーションスキルを向上させる方法です。

伝えたい言葉の代わりに絵カードで意思表示します。

慣れてくれば、カードを組み合わせて文章を作ったり、質問に応えたりすることも可能に。

療育方法で選ぶ

療育方法も様々です。コミュニケーション能力や運動能力、学習能力の向上を図るという点では共通していますが、アプローチの方法は無数にあります。発達支援事業所も得意としている方法が異なるのです。お子さんに合った療育方法はなにか?それぞれの方法を理解することが大切になります。

集団療育

5人~10人ほどの集団で行います。他者と遊んだりモノづくりをしたりすることで、感情のコントロールやコミュニケーション能力の向上が期待できるのです。他者の真似で行動を覚える、集団の中での主張や合わせることができるようになるでしょう。ただ、対人関係が苦手、コミュニケーションが取れないと負担になり集団行動に苦手意識を持つデメリットもあります。

小集団療育

2~3人程度の小集団で行います。集団療育前での実施が多いです。コミュニケーションや真似を学べます。指導員も全員に気を配れ、トラブルを事前に回避しやすいのはメリットです。ただ、少人数に1人付く体制のため、指導員不足だと難しいです。

個別療育

マンツーマンの療育方法です。集団での療育ではなく、マンツーマンのほうが合うお子さんに適しています。プログラム内容のカスタマイズ、特性に合わせた療育、きめ細やかな支援がメリットです。お子さんの負担は小さいですが、大人とのコミュニケーション経験だけのため、お子さん同士の関係構築が難しくなるケースもあります。集団での主張や他者に合わせる経験もできません。

アライさんより
相性もあるので、
まずは見学&体験!

児童発達支援は、その教室によって個性はさまざまです。

事業所の雰囲気やスタッフ、支援内容がお子さんに合っているかが、事業所を選ぶうえでの重要なポイントになります。

ただ、事前に事業所の療育方針などに納得していても、保護者様が「信頼できる」と感じられるかどうかは実際に通わせてみなければわからないもの。

通所をスタートしても、お子さんや保護者のきもちに合わなければやめることもできるので、まずは見学や通わせてみることをおすすめします。

このサイトでは、エリアごとの児童発達支援センターや事業所も紹介しているので、ぜひ活用してください。

日本全国エリアごとの
児童発達支援センター・事業所
はこちらで探せます

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