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【4歳の発達障害】特徴と今できること

4歳の目次
発達障害かもしれない4歳の子イメージ

4歳は、「集団行動が苦手」「ルールが理解できない」など、注意欠如・多動症/注意欠如・多動性障害(ADHD)の特性が見えてくる時期。

自閉スペクトラム症/自閉症スペクトラム障害(ASD)の診断が出るころでもあります。

小学校入学前に療育などを始めて、少しでも集団行動に慣れていったり、小学校をどうするかも考えたりする必要がある時期なので、ここからの保護者様の行動が、とても大切な時期と言えます。

4歳の「発達障害かも」の
気になるサイン

偏食が強い、味やにおいに敏感

感覚過敏やこだわりの強さから、限られた食べ物しか食べない「極端な偏食」をすることがあります。

味やにおいに敏感で、美味しそうな食事のにおいがするだけでも、気持ち悪くなることも少なくありません。

食材によっては、砂を噛んでいるように感じたり、強い粘り気を感じたりして、食べるのを嫌がります。

保護者様に伝えたいのは、「正しい食事よりも楽しい食事」「食べるものが偏っていたっていい!」ということ。

毎日の食事の支度や時間が保護者様も、お子さんも、苦痛にならないように過ごしてください。

音や触感に敏感

特定の音に対して過剰に反応したり、普通なら気にならない音でも轟音が鳴り響いているように感じたりと、音に敏感な場合があります。

周囲の音が気になって、先生や友達との会話に集中できないことも少なくありません。

また、触感に敏感で、毎日同じ服を着続けたり、気に入った触感のタオルやぬいぐるみがないと落ち着かなかったりします。

ひとりで遊ぶことが多い、
集団行動ができない

4歳ごろになると、ごっこ遊びなど役割を持つ遊びを通して、友達との関わりが増えます。

しかし、発達障害の特性を持つ子は、他人への興味が薄く、コミュニケーションが苦手なので、ひとりで遊ぶことが多くなりがちです。

また、普段と違う環境に戸惑い、不安を感じることが多いため、集団行動になるとどうしたらよいかわからなくなってしまいます。

特定のものへの
こだわりがみられる

特定のものに対して強いこだわりをみせ、こだわっているものが変化するのを嫌がります。

自分なりのルールや手順があり、少しでも変わるとパニックになってしまうので、臨機応変な対応ができません。

また「電車が好きで駅名を言い続ける」「手をひらひらさせる」など、同じ言葉や行動を繰り返すことがあります。

パニック(かんしゃく)を起こす

普段とは違う出来事が起こるのが苦手で、ささいな変化でも戸惑ってしまいます。

光やにおいに対して過剰に反応したり、水の流れる音や風が吹く音など、普段なら気にならない音を嫌がったりと「外からの刺激」がスイッチになることも少なくありません。

パニックになると周りも動揺しますが、本人がいちばん困惑しているのです。

抱きしめると余計に混乱することもあるので、落ち着くのを待つしかありません。

じっとしているのが苦手

4歳になると、座って遊んだり作業をしたりする時間が増えてきますが、発達障害の特性を持つ子はじっとしているのが苦手です。

そのため、椅子に座っていても身体を揺らして落ち着きがなかったり、椅子から離れて立ち歩いたりします。

また、おしゃべりが止まらなくなり、一方的に話し続けることもあります。

トイレトレーニングに苦労をする

感覚過敏な面がある一方で、「おむつが濡れた」「おしっこが出そう」といった感覚には鈍感です。

また、排泄する場所へのこだわりから、便座に座るのを嫌がることもあるので、トイレトレーニングがなかなか進みません。

トイレに苦手意識を持たないようにサポートし、お子さんのペースに合わせてトレーニングを進めていくことが大切です。

「貸して」や「どうぞ」の
やり取りができない

「貸して」「どうぞ」と物の貸し借りができず、トラブルになることがあります。

やり取りができない理由として、正しいルールが理解できていないことが挙げられます。

そのため、物を借りたくても貸し借りの方法がわからないのです。

また、コミュニケーションが苦手で、どのように関わったらよいかわかっていないこともあります。

ルールが理解できない 、
守れない

ルールが守れなかったり、思い通りに進まないと癇癪を起こしたりする場合があります。

「順番に並びましょう」と言われても「順番に並ぶ」ということが理解できないこともあれば、どうしてもいちばん前に並びたいとこだわることもあります。

特性に対する理解を得られないと、自分勝手な子と思われてしまうため、周囲と衝突することも少なくありません。

診断がつく可能性がある年齢
なので、
気になる点が
あればすぐに相談を

4歳になると、自閉スペクトラム症の診断を受ける可能性があります。

ADHDの場合は、もう少し大きくならないと判断が難しいですが、相談に行くことで、経過観察が必要なのか、療育してみるといいのかなど、次にとるといい行動がわかるので、相談には行くことをおすすめします。

自閉スペクトラム症/
自閉症スペクトラム障害(ASD)
についてもっと知る

注意欠如・多動症/
注意欠如・多動性障害(ADHD)
についてもっと知る

アライさんより
相談は、いい未来への第一歩

診断名がついたときも、経過観察となったときも、それは保護者様とお子さんにとって、最初の一歩にほかなりません。

何かが悪いように変わってしまうことはなく、この後どうしたらいいか専門家と話すことができたり、療育に通わせることができたりと、お子さんの生きづらさと、保護者様の心身の負担をやわらげる、最初の一歩。

もちろん、これから考えなくてはいけないこと、やらなくてはいけないことも出てきますが、けして状況が悪い方向に進むものではないはずです!

子どもの発達に関する相談先
まとめはこちら

もしも診断名がついたら

お子さんの様子を
見てあげてください

同じ自閉スペクトラム症でも、ひとりひとり特性が異なります。

そのため、お子さんに合わせた、関わり方やサポートの方法を学ぶことが大切です。

お子さんの特性を理解して、「ここまでがんばろう」と少し先まで導くことで、能力を開花させることが可能になります。

無理させたり押し付けたりせず、お子さんのペースに合わせることが大切です。

体験談や書籍、ネットの情報などに振り回されず、お子さんや信頼できる相談先、療育先などと向き合って適切な働きかけをしていきましょう。

療育なども活用してください

療育というのは、「今の困りごとの解決と、将来の自立をめざす」ための支援のこと。

療育によって特性が治るわけではありませんが、適切な関わり方を学ぶことで、ご家族もお子さんも生きやすくなります。

療育を受けたい場合は、保健所や役所に相談してみましょう。

児童発達支援事業や児童発達支援センターなどを紹介してもらえます。

乳幼児健診で相談するのもおすすめです。

子どもの発達に関する相談先
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アライさんより
大事なのは、保護者様が
抱え込まないこと

発達障害の特性に早めに気がついたことは、保護者様にとってもお子さんにとっても良いこと!

早めに対応できれば、お子さんが感じている“困った”や生きづらさを和らげられます。

ひとりやご家族だけで抱え込まず、専門機関に相談したり、信頼できるコミュニティを活用したりしましょう。

取材協力:てらぴぁぽけっと
てらぴぁぽけっと公式ホームページ
“たくさん・小さく・確実”な
段階別セラピー

発達スケールと照らし合わせて、お子様を目標とする位置へ導く児童発達支援事業所「てらぴぁぽけっと」。

2022年3月30日現在、全国で37のエリアに展開中。

応用行動分析(ABA)を用いたセラピーで、将来的に目指す行動に対し、今できることからプログラムを作成していきます。 保護者様との対話にも力を入れている、気軽に話せる相談先として頼れる存在です。

運営会社のオークニ商事株式会社は、放課後等デイサービス「こぱんはうすさくら」も運営しています。

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